スタッフブログ
2026.02.12
高度なお笑いの話
この間、うちのワイフが~
これは、よくあるアメリカンジョークのイントロですが
私は昔から、少し不謹慎なブラックユーモアや皮肉の効いた社会風刺などが好きな方です。
仲間内の会話では無難な話をするよりちょっとヒリヒリするような話で笑いたいと今でも思っています。
今より分別のつかない子供の頃には、おもしろいと思って放った言葉で人を傷つけてしまうことも多々ありました。
近年テレビなどでコンプラを気にしすぎて面白くなくなったなどと言われることがありますが、
ブラックユーモアのギリギリのラインがだいぶ変化していると感じます。
ではいいブラックユーモアの条件とはどういうものなのでしょうか。
①まず、共感や納得感があること。
どんなにうまいことを言ってもピンとこないことでは笑えません。相手に「そいつは間違いないぜジョニー!WAHAHAHAHA」と言わせなければならないのです。
②次に、表現力とワードセンス。
例えドンピシャに真理を突いたものであってもつまらなければジョークにもなりません。
「肉っておいしいけどいっぱい食べ過ぎると苦しいよな。」これを聞いて笑う奴は小2です。大人には通用しません。大人を笑わせるにはトータルの話術が必要になります。
③そして、タイミングとギャップ。
例外として、完璧なタイミングで言葉を発することで爆笑が起きることもあります。「今ここでそれを言うのか?何考えてんだジョニー!」となるわけです。
しかしこれは素人の我々が狙ってできるものではありません。奇跡を願うしかないのです。
④最後に、その話を聞いて傷つく人がいないこと。
話した相手がもろに食らう話はジョークではなく、指摘・苦言・文句・悪口です。
さらに近年は過剰とも言えるほど他者への共感力が求められる時代なので、自分は傷つかないけど身内や仲間、同僚のあの人がこれを聞いたら傷つくかも。
と思われたらもう笑ってもらえません。聞いてて気分が悪くなるだけです。
エンタメを作るプロの方々には①~③を完璧にこなせる天才は昔も今もたくさんいるでしょう。
昔の方が面白かったと感じるのは④の難易度が爆上がりしたからだと考えます。
では、一般社会に生きる我々にとってはどうでしょう。
稀に天才もいますがほとんどの人にとって①~④全てが難易度MAXの司法試験クラスです。
これを肝に銘じておかないと、センスもデリカシーもないおじさんおばさんになってしまいます。
自分で書いていて怖くなってきたので、何でも心から笑ってくれるぬるま湯の中だけで生きていきたいと思った中年の話でした。

