*STAFF BLOG*
2026.07.10
本を読みました~『イン・ザ・メガチャーチ』
今回は読んだ本のご紹介
朝井リョウさんの『イン・ザ・メガチャーチ』読了
一言でいうと・・・
「ん~~わからない」・・・(笑)
あ、
わからない、というのは、内容が意味不明、、ということではなく、
「人の心理ってわからない」・・・ということ。
初めて朝井リョウさんの小説を読みました。
読みやすかったし、感情描写や人の心の揺れもちゃんと
描かれている。。
なのに、
「わからない」(笑)
小説のテーマは
最近よく聞く『推し活』。
視野を広く持ちすぎて生きづらかったけど、
推し活で視野が狭くなり生き生きと生きられるようになった大学生。
(日々、大好きなアイドルのことを考えているからね)
推し活から「もっと視野を広げましょう」と日本をダメにしようとする陰謀論を唱える
グループにはまっていく社会人。
(陰謀論って出てきたときは読むのを挫折しかけたけど(笑)、
まあ、こんな話に「はまる」って無い話ではないですよね・・・・・)
離婚し妻・娘と離れて一人で孤独を感じながら暮らす男性。
音楽業界に身を置きながら直接的には音楽に関わらない部署で仕事をこなす日々。
そんなとき、推し活を仕掛ける側のチームに抜擢され、孤独な日々から解放される。
もう一度「視野を広く持つ」ことを要求されハリのある日々を過ごしていくけれど、
いつしか、狭い視野でみること=身近な人を大切にすることの大切さに気づいていく。
(気づいていれば離婚されなかったのにね)
そんな3人が登場。
これからデビューするアイドルグループの『推し活』を軸に
物語は進んでいくんだけど、
私たちってこうして知らないうちに日々操られているのかも
って思っちゃう。
羊が知らないうちに檻の中に誘導されていくように。
別にそれは陰謀(笑)でもなんでもないんだけど
作られた物語があって、
その物語に心を動かされたとき人は動く。
だから、
誰しも自分が納得して行動していると勘違いしてしまう。
けど、それは違うかもよーーと
言われているような小説です。
自分が当たり前だと思っている現実が
実は誰かが作った物語の上にあるものだとしたら・・・
そして、
人の心って、こんなにも揺れやすくて
こんなにも何かにしがみついていないと立っていられないのか・・・
だから、「ん~、わからない」というのが感想なのです。
読み終わっても色々考えちゃう小説って
私は久しぶりでした。
人が物語に踊らされるものなら、
自分で楽しい・幸せな物語を作って、
大好きな人たちを巻き込んで笑って生きていきたいな
だって、
そのほうが幸せでしょ?
・・・といっても「幸せは人それぞれだから」と言ってくる人もいるわけで、
正解・不正解なんてものは存在してない。
自分が幸せだ、と思えは
それが「幸せ」の正解なんですよね。
ただ、
そーはいっても、
誰かに、人それぞれだから、と結論づけられても、
私は当たり前の人間性を作っていきたい。
人それぞれ、という言葉で隠せっこない、
人間らしさを持ちたい、、、
そんなことを考えた小説でした~
それにしても、
今どきの(?)若い子たちの(?)言葉がたくさん出てきて、
ついていけない私でした。
ファンダムってなに?? 初めて聞いた(笑)
K

